
連日の猛暑で体力も気力も削られる夏。
そんなある日、要介護2の父が40度近い日に突然「洗車」を始めました。
全国的に熱中症警戒レベルが発令された日です。
必死に止める私と「大丈夫や!」と笑う父──炎天下で繰り広げられた危険な攻防戦の結末とは。
命がけの洗車騒動
今年の夏は、命の危険を感じるほどの暑さが続いています。
連日の猛暑に、私自身もだるくて動けない日が多いのですが──そんな中、父がこの灼熱の日に突然「洗車」を始めました。
要介護2になった父の思い込み
父は以前「要介護3」でしたが、最近「要介護2」になり、少し体が動くようになりました。
それ自体は喜ばしいことなのですが……。
「動けるようになった=何でもできる!」という勘違いをしてしまっているのです。
しかも、自分が元気になった分、娘である私には今まで通り手足のように働くことを強いる。
炎天下での攻防戦
2025年8月初め。全国的に熱中症警戒レベルが発令された日。
我が家ももうすぐ40度に達するほどの気温でした。
それでも父は洗車を続けます。
私は慌てて止めました。
私:「お父さん、やめて! こんな暑い日に洗車なんて! 倒れるよ!」
父:「かまへんのや。水に触ってるからちょうどええんや!」
私:「水だって、この暑さじゃお湯になってるでしょ!」
父:「大丈夫や! うるさい!」
その瞬間、私が立ちくらみで倒れそうになりました。
やっとその様子を見た父は、洗車をやめて家に入ったのです。
諦めと無関心
私は「もう何も言うまい」と心に決め、自室へ。
パーテーションもない部屋で、ただ横になることしかできませんでした。
横で父も母もせせら笑っているのが聞こえましたが、もう勝手にすればいいと思いました。
病院での一言
翌日、病院へ行き事情を話すと、先生は少し呆れ気味にこう言いました。
先生:「今時、自分で洗車をする人も少ないのに……しかも、この暑い日に」
そのあと先生は、ご自身の親の介護経験を少し話してくれました。
そして最後に、こう結論づけました。
先生:「今さら、親は言うことを聞かない」
私の結論
先生は自分自身も親の介護で振り回された経験をお持ちです。
「うまく言って動かすことも大切」ともアドバイスくださいました。
本当にそうだと思います。
私の夢も希望も幸せも未来も奪い、それでもなお命まで削ろうとする──そんな両親の存在に、何を言っても無駄…ではあるのですが…。
もう、それでいい。
私が倒れても、きっと後悔なんてしないでしょう。