
ありがたいはずの贈り物さえ、私には試練に。
天使のような親戚が送ってくれるお米。
けれどそれを“持ってこい”と言う親。
天使のような親戚からの贈り物
ありがたいことに、父の親戚がお米を送ってくれることになりました。
我が家の親戚の中で唯一の天使のような素敵な人です。
いつも気にかけてくださってありがたい事です。
両親の“指示”で台無しになる善意
でも、こんな人の善意にも私に少しでも手間を掛けさせたい父と母は今度は「その米を持ってこい!」というのです。
父の介護でバリアフリーの家に引っ越してからも実家の住所に荷物は届きます。
私はただでさえ右腕は上がらないし、時間もありません。
置き配も許さなかった父は、直接、宅配の人が来るまで待って直接受け取り、さらに今住んでいるバリアフリーの家まで持ってこいというのです。
絶妙なタイミングで命じてくる
それも言い出したのは私が買い物に出かけようとしていた瞬間でした。
絶対に断れないタイミングを両親は心得ています。
どうあっても、私に自由なスキマ時間を与えない!
自分たちのために24時間働くことを強要します。
自覚のない“加害者”
恐ろしいのはそう言った事に両親の自覚はないようです。
私がたまりかねていった事があります。
私:「今の生活は私の犠牲の上で成り立っている事を忘れないでね!」
母の返答は恐ろしいモノでした。
母:「わあ、そんなこと思わへんでほしいわ。」
いつものように悪びれた様子もなくニコニコと返答されました。
ああ、この人たちは悪いとは全く思っていないのだと思いました。
「一つでいいからね」に込められた意図
宅配の人を待って、重い米を車に乗せます。
この時も母は、まるで思いやりがあるかのようにこう言います。
母:「一つで良いからね!」
これは一つずつ持ってきて、私に面倒を掛けさせるためです。
ここまで嫌がらせをするんだなと思いますが、これを承知しないと後々面倒なことになるので仕方なくその通りにします。
配慮を断ち切る人たち
あとで分かった事ですが、米を贈ってくれた天使のような親戚は、私たちが引っ越した事も知っていたので、引っ越し先に送ろうとしてくれていたのです。
それを母が断りました。
私に余計な仕事をさせる為です。
天使のような親戚:「新しい住所に送りますね」
母:「そんなの、今までの所で良いよ!」
私が伝えるしかない
うんざりしましたが、その天使のような親戚は、コメ不足のニュースを知ってまた送ってくださるというのです。
母がまた、引っ越し先に送ろうと住所を聞いてくれたのに、母が断ったので私は直接新しい住所を伝える事にしました。
救いとなる存在
天使のような親戚は本当に気づかいの方で、こんな素晴らしい人がこの世にいるんだろうなと思うくらいの方です。
米が重い事も私が難儀しているのも察してくださったようです。
この方からの連絡やお気遣いは私にとっても癒しになっています。
変わらない現実
両親は私に対する攻撃は変わりませんが……。