
私はたった一本のお茶を買いに走った。
だが、それが母の逆鱗に触れる。
それは、ポイントを「後付け」したから…。
ケチな両親とポイ活母
私の両親はケチです。
さらに言うと、母は日々のポイ活にも必死です。
1円でも倹約するという精神は結構なことですが、母の場合は少し異常です。
スーパーでの地雷行動
ポイントを付けられるスーパーで、ポイントを付けずに買い物をすると母の逆鱗に触れます。
私もそれは分かっていたのですが、先日、我が家の庭の剪定を近所の人が炎天下の中手伝ってくださったことがありました。
ストックなしの家と急な来客
その時にお茶でもお出ししたかったのですが、我が家にはストックがありません。
この「お茶のストックがない」というのも、ケチな両親の「無駄なものは買わない」という精神のもとで成り立っていることです。
汗だくで手伝ってくださる方へお茶もないので、私は近くのスーパーに買いに行くことにしました。
雷、落ちる
手伝ってくださった方にお茶をお渡しし、その場では何も言わなかった母ですが、案の定、ポイントを付けずに買ってきた私に母の雷が落ちました。
私がポイントを付けなかったのは、後で付けることができると思っていたことや、そもそもポイントカードを持っている母も汗だくで作業していたので、声をかけづらかったという事情もありました。
私:「手伝ってくださる方にお茶をお出ししたかったんです」
母:「それは分かってるわい! なんでポイントを付けんかったんや!」
私:「分かっています。少しでも早く買いに行きたかったんです。あとでも付けられますから。ごめんなさい」
母:「そやから、なんでポイントを付けなかったんや!」
堂々巡りの日常
また、堂々巡りです。
毎日、これの繰り返しです。
さすがに手伝ってくださった方の前ではキレなかったのですが、私に対する罵倒を一日に一回やらないと、母は気が済まないようで……。
たった2ポイントのために
後日、ポイントを付けるために母からポイントカードを預かり、お店の人にも頭を下げてポイントを付けてもらいました。
そこまでしてついたポイントは、たったの「2ポイント」。
「2円相当」のモノです。