
ちひろ
バスマットを敷いただけなのに、母の逆鱗に触れる。
そのこだわりは、意味のないモノでした。
ただ、文句を言いたいだけの母。
母のクレームはミリ単位
母はバスマットの敷き方にもクレームを付けます。
それもわずか数ミリ単位で……。
私が敷いたバスマットの敷き方に、ものすごい勢いでクレームを付けるので、
私:「どうやったらいいか見本を見せてください」
母:「そんなことも分からんのか! よう見とけ、こうするんや!」
変わらない敷き方に戸惑う私
母は意気揚々とバスマットを敷きます。
ですが、どう考えても私の敷き方と変わりません。
私:「分かった。写真を撮っておくね」
私は、母が敷いたバスマットの敷き方が分かるように写真を撮ります。
再現しても怒られる理不尽
次の日、全く同じように再現したバスマットを敷いていると、やはり母の怒号が響きます。
母:「何べん言うたら分かるんや! 違うって言うてるやろ! こうするんや!」
母は昨日とは違うバスマットの敷き方をしました。
私は、これがまた毎日繰り返されるかと思うと、うんざりするので、母に昨日の写真を見せます。
写真という証拠を突きつける
私:「これ、昨日の写真なんだけれど、お母さんが敷いたバスマットのね……」
母:「それがどないした?」
私:「私が最初に敷いた方法が正しいでしょ? 昨日のやり方と今日のやり方、
お母さんが違うの分かる?」
母:「そんなん分かるわけがないやろ!」
ここまで来て、この押し問答かと思いましたが、今の写真は配置が1ミリ単位で計測されます。
その計測された図と、母が因縁をつけたバスマットの敷き方を見せました。
母の反応とその後の変化
母は、ぐうの音も出ないような感じになりましたが、この一件でも分かるように、母は因縁を付けたいだけの話です。
この後は、バスマットの敷き方で文句を言うことは少なくなりました。
スマホの機能などを使って証拠を残しておくことは、とても重要だなと思いました。