
母と買い物に出かけるたびに、私は心がすり減る思いをします。
母の態度に、私は何も言い返せずにいます。
母と出かけるたびに、うんざりする理由
母と買い物に行くと、うんざりします。
外に一歩出ると、私は母に言い返さないので、母が私に言いたいことを一方的に言う“独壇場”になります。
キレまくって怒鳴り続けられます。
母はそれを笑顔でやるので、自分としては「悪気がない。良い母親」くらいのつもりなのです。
これが、いつもながら大変です。
レジで繰り返される理不尽なやりとり
母のクレームは、まず「奥からモノを取れ!」から始まり、レジに持って行くと今度は「勝手に触るな!」が始まります。
この、レジで会計を済ませた後にレジカゴをサッカー台に持って行って袋に詰める行為は、誰しもがすることですが、母にとっては、段取りよくしようとする私が気に入らないようです。
これで私を怒鳴りつけることによって、母は私にマウンティングしているのです。
私を支配する母、振り回される店員さん
私はすぐに「すみません」と言ってカゴを置きます。
母は勝ち誇ったように私を見ますが、これで困るのはお店の人です。
お店の人が仕方なく、重いカゴをサッカー台まで運んでくれるのです。
こうしないと、お店の人も次の仕事ができません。
思えば、母はこうやってお店の人にも迷惑をかけてきたのではないかと思います。
私はお店の人にも「すみません」と言って、そのご厚意に甘えることにしました。
カートすら使わせない「支配」
今度は、買ったものをエコバッグに入れてお店を出ます。
そのとき、ショッピングカートに載せようとしますが、母はそれすらも阻止します。
母:「のせるな!」
私:「お店を出て、駐車場まで運びたいのです。」
母:「アカンわ!」
私:「私はどうしても腕が痛いので、駐車場まででいいからカートに載せたいです」
母:「なんやて!」
私:「私がどうしても痛い思いをしなければいけませんか?」
母:「そうや!」
滑稽な姿と、母の満足げな顔
ここで母の勝ちです。
これ以上揉めると、周囲の目を引いてしまうので、私は痛い腕を我慢して、両腕と両脇に荷物を抱え、空っぽのカートを押して店を出ます。
何とも滑稽な姿です。
母は、今日も私に少しでも痛い思いをさせたことで満足しているようです。