
母はケチです。
中でもレジ袋に対する執着は異常とも言えるほど――。
たった一枚のレジ袋をきっかけに、私の部屋まで怒鳴り込んでくるなんて思いもしませんでした。
母は超がつくほどのケチ
母はものすごいケチです。
レジ袋を買うだけで、どれだけ非難されるか分かりません。
ですので、普段のゴミ袋に使うレジ袋などは、なるべく再利用を心がけています。
突然の激怒
それにもかかわらず、ある日、母は私がレジ袋を使ったことでキレまくりました。
母:「なんで、とんかつ屋のレジ袋を使ったんや!」
ものすごい鬼の形相で、私の部屋まで来て恫喝し始めました。
理不尽な怒りの矛先
私は何のことか分からず、ビックリします。
私:「えっ? 何のこと?」
母がレジ袋のことで怒ることは分かっていますから、私は再利用するようにしています。
母が私を褒めることはありませんが、使い古しのレジ袋を使うことで怒鳴られるとは想定していませんでした。
母:「とんかつ屋のレジ袋を使ったやろう! あれはプラごみ用に使うんや!」
とんかつ屋のレジ袋の正体
母の言うとんかつ屋のレジ袋はバイオマス仕様になっていて、何も言わなくてもレジ袋に入れてくれる貴重なお店です。
もちろん、母にとっては娘である私の命よりも、レジ袋を倹約することが大切ですから、その貴重なレジ袋を私が他のごみ用に使ったことに怒っているわけです。
母にすれば、その貴重なバイオマスのレジ袋は、プラごみ用に使うものだそうです。
他人には信じられない現実
そんなことで怒る愚かな親がいるのかと他人には思われそうですが、私の母はそういう人間です。
書いている私も改めて呆れてしまいますが、これが母の本性です。
謝罪、そして罵声
私:「えっ? そうだったの? ごめんなさい」
母:「この前も言うたやろ! あれはプラごみに使うんや! 分かったか!」
私:「本当にごめんなさい」
母:「この役立たず!」
罵倒のための労力は惜しまない
こういうことが言いたくて、私の部屋にまでやってきたのです。
母も足腰が痛いとか、しんどいとか言うくせに、私を否定するための労力だけは惜しみません。
母の怒号で、私に対する侮蔑の言葉は「クズ」「役立たず」です。
私の中に残ったもの
もう、母には恨みしかありません。